経済産業省・中小企業庁は、飛躍的成長を目指す中小企業の設備投資を補助する「中小企業成長加速化補助金」（補助上限額５億円、補助率２分の１）を創設し、公募を開始するとホームページ上で公表した。
中小企業には「売上高１００億円を目指す宣言」を出した上で、同補助金に応募してもらう。１００億宣言とは、中小企業が飛躍的な成長を遂げるために自ら「売上高１００億円」という野心的な目標を掲げ、実現に向け取組を行っていくと宣言するもの。申請の受付開始は今年５月ごろを予定。公募締め切り、審査、交付申請・決定、補助金の支払いという流れになる。
補助金の活用は工場、物流拠点などの新設・増築、イノベーション創出に向けた設備の導入、自動化による革新的な生産性向上などをイメージしている。１００億宣言ができる企業は売上高１０億円～１００億円未満の中小企業、補助事業の要件は投資額１億円以上など。
申請のポイント（例）は（１）経営者のビジョンやシナリオが明確で、飛躍的成長につなげられるか（２）産業競争力強化、イノベーション創出、サプライチェーンへの効果などの波及効果が見込まれるか（３）迅速に投資できる財務状況などが整っていて、金融機関などのコミットメントが得られているか―などとしている。
■参考：経済産業省・中小企業庁｜「中小企業成長加速化補助金」の公募要領を公表しました｜
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/koubo/2025/250314001.html
